よりよい人生を歩むためのヒントを本に求めるということを最近は意識しています。
伝説のコーチ、コーチングの第一人者と言われているルー・タイス著の「アファメーション」。かなりのベストセラーなのですでに読まれた方もいらっしゃるかもしれませんが、私は最近この本に出会いました。
アファメーションとは何かを肯定する・断定するという意味の英単語から来ていて、この本に書かれているのは、自分の潜在意識にポジティブなすりこみを行うことで自身の行動を良い方向に変えていく方法です。
私たちは日々の中で「◯◯をやらなくては(ほんとうはやりたくないけど)」とか「いつか◯◯できればいいな(今はまだできない)」といったセルフトークを無意識に繰り広げていて、それが潜在意識に取り込まれ、意識せずに自分の成長機会を潰していたり、周囲も含めてより良い人生を送るための道を無視していたりします。
私も、◯◯しなくては・いつか◯◯したいな、というセルフトークで毎日がいっぱいなことに気がつきました。この状態の問題は、今の自分に自分で責任を持てないことだと思うのです。その結果、誰かや何かのせいにしがちになり、こんなはずじゃない・これは本当の自分ではないと不満に思いながら、それでいて自分で何かを変えるわけでもないというなんとも不幸なことになってしまう。
さて、なぜ今回のタイトルに”ネイル”が入っているのかというと、先日、通っているネイルサロンのネイリストさんからアファメーションに関する興味深いお話を聞いたからなのです。
そのネイリストさんは、ある朝起きると携帯電話のメモ機能に覚えのない記録があるのに気が付いたそうです。メモの更新時間を見ると早朝4時。なんだろうと思って開いてみると、そこには今後5年のうちにそれぞれの歳で何をするのかのTo Doが、◯◯したいと言う願望ではなく、XX歳に◯◯をする・◯◯の状態になっているというように言い切り・宣言として書かれていたそう。本人は全く記憶がないようで、またここまで具体的に◯◯がしたい・◯◯する、と考えたこともなかったとのことで、まさに潜在意識がなせる技。
さらにネイリストさん、潜在意識が教えてくれた自分がやりたいことにしっかり向き合い、実現に向けてすぐに行動を開始していて、素晴らしいなと思いました。
ところで私にとってネイルは「しないといけないこと」ではなくて「したいこと」。誰のためでもなく自分が好きでやりたいこと。色やデザインで自分を表現したり季節を感じたりできるから、爪の強度が上がるから、いろいろ理由はありますが、実はそんな私の爪をケアしてくださるネイリストさんとこういった話を気軽にできるのも魅力だったりします。
はからずも上手くアファメーションを活用しているネイリストさんからも刺激を受け、わたしもアファメーションするぞ!と決意する秋の始まりでした。